6月の梅雨どきは、水を好むブルーベリーにとっては良い半面、日照不足にもなりがち。
そして害虫も増えてきます。
日々の観察と、気温や湿度、天候を踏まえた手入れを行っていきましょう。
ブルーベリー6月の世話
雨が降らないカラ梅雨であれば水やりはかかせませんが、2日に1度、しっかりと地面が濡れるくらいの雨が降っていれば、しばらく水やり不要です。
また水やりを行う際は、翌日の天気なども頭に入れておき、水のあげすぎによる根腐れを起こさないように注意しましょう。
さてこの時期のブルーベリーの実は、一旦肥大は落ち着いてきて、実の内部で種子を作る工程へと移行します。
見た目には変わり映えのしない時期となりますが、6月のブルーベリーの成長をご覧ください。
ノビリスブルー実の成長
そして6月下旬
他の品種に比べて結実の遅かったノビリスブルーは、6月に入っても肥大が確認できました。
ホームベル実の成長
そして6月下旬。
大きい実の肥大は見られず、小さい実は肥大を続けているようです。
ティフブルーの実の成長
そして6月下旬。
ほとんど変化は起きていないように見受けられます。
ちなみにこちらは今年の春に伸びたティフブルーの新芽。
右側に映る主枝(長果枝)は去年の夏ごろに伸び、左へ横に伸びる枝(短果枝)が今年の新芽となります。
この横に伸びる短果枝に花芽が付き、来年花が咲くことになります。
ある程度は冬に剪定を行うにしても、この時期にしっかりと枝を伸ばしておくことが大切です。
また、葉が透ける?葉の一部だけ枯れる原因の記事でもご紹介していますが、6月付近になると害虫が多発します。
葉を食害するものから、実に侵入するものまで。
特に蝶や蛾の飛来が多い場所では、日々の観察を怠らずに、異変があったらすぐに対処できるようにしておきましょう。
7月に入ると実は徐々に色づき始め、収穫が近づく合図となります。
収穫まではもう少し!
次回は、ブルーベリー7月の成長をご紹介します。