こちらでは、1年目のパウダーブルーが実を付けるまでの様子、そして成長の記録をご紹介します。
1年目の樹ということもありますので、樹の成長を優先させるために花芽を残さなくてもよかったのですが、2年目以降の栽培に生かすため、一部のパウダーブルーの花を開花させ、実を付けるまでの変化の様子を確認しておきまた。
これからパウダーブルーや、同じラビットアイ系のブルーベリーを育てる方も参考になるのではないかと思います。
前回のパウダーブルーの花が開花するまでの様子は、こちらのパウダーブルーの成長と育て方でご紹介しています。
人工授粉後のパウダーブルー
前回は人工授粉を行った花が赤く乾燥して、軸が上を向きはじめたところまでをご紹介いたしました。
そしてこちらが、その1週間後のパウダーブルーの様子です。
しっかりと根元が膨らみ、幼果となりました。
つまり人工授粉は上手くいったようです。
そして5月に突入。
写真でご紹介した花以外にも、いくつか受粉が上手くいったようで、合計20個程度の着果を確認できました。
しかし1週間が経過し5月10日ごろになると、着果したブルーベリーが次々と落下。
実の数が少なくなっていきました。
やはりまだ1年目と言うことで、実の維持ができないようです。
ただこれは樹自体の防衛反応でもあるので、無理に肥料を与えたりはせず、このまま見守るほかありません。
それから1ヵ月。
さらにいくつかの実が落ちながらも、残った果実の観察を続けていきました。
本来なら、本格的な夏に入る前にもう少し大きくなっていなくてはいけませんが、1年目の実としてはこんなものかもしれません。
パウダーブルーの実が完熟するまで
さらに1ヶ月が経過した7月。
実は少なくなりましたが、残った実の収穫まではもう少しです。
そろそろ色の変化が始まりそうな感じ。
7月18日。
一気に全体が青色に変化しましたが、まだ完熟果ではありません。
ここから完熟に向けて、最終肥大期へと移行します。
7月23日。
色づいた実は着実に肥大が進み完熟へ、他の隣接する実も赤くなり始めています。
7月26日。
最初に色づいたパウダーブルーの実は着色した時よりも大きく膨らみ、まさに完熟状態となりました。
他の実も青色に変化し、ここから完熟になった実から収穫が始まっていきます。
収穫したパウダーブルーの実の味
1年目ということで実の甘さや旨みなどはあまり期待していなかったブルーベリーですが、完熟果はしっかりと甘みがのっていて意外にも美味しかったです。
さらに種も少なくて、生食に向いていると思いました。
ブルーベリーの樹は実の美味しさが安定するまで5年くらいはかかると言われていますが、1年目でこれだけ甘みがあると5年後はもっと美味しい果実になるはずですから、パウダーブルーには今から期待しています。
これから樹を大きくしながら収量を増やし、沢山パウダーブルーの実を食べれるようにしていきたいと思います。
次回は礼肥や剪定についてご紹介したいと思います。