春先や5月あたりは、ブルーベリーは害虫に悩まされます。
その1つが青虫による被害です。
今回は被害の確認と、青虫の見つけ方についてアドバイスさせていただきます。
まず被害の形についてはいくつかあります。
- 先端の葉が虫食いになっている
- 花が食べられている・ひきちぎられている
- 花の中になにかいる…
葉の食害
まずは葉が食べられている場合。
100%とは言い切れませんが、外から飛んできて葉を食べてまたどこかに飛んで行っているような、飛行する虫の食害で見られることが多いです。
葉を食べるような害虫は沢山いますので、現行犯でないと特定するのは難しいですね。
またブルーベリーには、下の写真のように、葉に蓑虫(みのむし)がくっつくこともあります。
蓑虫(みのむし)は葉についたりぶら下がっていることが多いのですが、ブルーベリーに関しては花を蓑がわりに利用している場合があります。
やたら花が萎れていたり、形がいびつな花があれば蓑虫がいる可能性大。その花ごと摘んでしまいましょう。
蓑虫は枝や葉を食べたり切ったりしてしまう害虫ですので、よく観察して見つけたら駆除してください。
花の食害
次に花が食べられている・ひきちぎられている場合。
これは青虫の被害でよくみられる現象です。
青虫はその名の通り、青い(緑色の)体をして茎と平行にくっついていることが多く見られますので、見つける方法としては花を食べられた場所周辺の「枝を」上からも下からもよく見てください。
ポイントとしては、あまり広範囲に見ないことと、枝を360度見ることですね。
たまに糞もあったりするので、糞のある真上を見るというのも大きな手掛かりとなります。
その他にも青虫や芋虫の中には枝に擬態している場合もあります。
これは緑色の青虫と違って目で見つけるのがかなり難しいです。
そこで見つける方法としては被害のあった場所の枝を割りばしなどでなぞっていきます。
そうすると、害虫の体は柔らかいですから枝とは違う感触や、青虫自体が動きだすことで見つけられることがあります。
実の食害
せっかく実ったブルーベリーを食べてしまう害虫も多いです。
実の養分を吸ったり食べたりしてしまう芋虫。
あとは鳥にも要注意で、ヒヨドリなども実を取っていってしまいます。
鳥対策はネットで覆うなど、物理的な方法しかないのが現状です。
この春先は虫たちも活発に動き出す季節です。
しっかりと日々の水やりの際に様子をうかがってあげてください。