ブルーベリー収穫奮闘記 新築の庭でブルーベリーを栽培。ブルーベリーの育て方と成長を観察記録するブログ。

ブルーベリーの受粉が成功したかどうか

受粉に成功したブルーベリー

ブルーベリーの受粉が成功したか失敗したかの判断は、人工授粉や自然受粉であってもすぐにはわかりません。
早くても3~4日くらいしないと変化は見られないと思います。

受粉の成功率は花の鮮度などにも影響されますので、前回のブルーベリーの人工授粉の記事でも書いたように、受粉自体は開花直後に済ませておきましょう。

ブルーベリーの受粉後の様子

我が家のブルーベリーはすべて人工授粉を行っています。
そして人工授粉が成功した花の多くは、3日~4日のうちに花弁が枯れて落ち始めます。
受粉ができていない場合でも花弁は自然に枯れていくのですが、受粉が成功した場合は枯れるまでの速さが通常より早い気がしています。
ですから、人工受粉後に花びらが急速に枯れていく様子が見られれば、実をつけるための行動に移行した合図と考えられます。

人工受粉後花が落ちると、今度はブルーベリーの花の付け根(実になる部分)が上を向いてくる様子が確認できます。
受粉に成功したブルーベリー
鈴なりに下を向いていた花が、上に上がってきている様子。

この様子が確認できると、かなりの確率で受粉に成功したと言っても過言ではありません。
ただし、この受粉が継続できるかどうかはここからの管理次第。
実が大きくなる実が太らずに枯れるかの分かれ道です。
人工受粉が成功しても、花が上へ向いても、その後に枯れて落下してしまうのも良くあることですから、気を抜かずに管理していきましょう。


ブルーベリーの実を大きくする為の注意点

ブルーベリーの受粉に成功し、花が上を向きだすのは4月の下旬から5月の初めころ。
この時期はブルーベリーが実を作りだすために一番栄養を欲しがっている時期となりますので、夏肥(5月に与える肥料)を行う必要があります。
受粉できた花の数が多ければ多いほど栄養が必要で、樹に栄養が供給されなければ、せっかく受粉できた花も実になることができず落下してしまうことに…。
夏肥はとても重要な工程ですから、忘れずに行いましょう。
そしてブルーベリーには専用肥料を使うことが大切。

プロトリーフ ブルーベリーの肥料2kg

ブルーベリーがなぜ専用肥料が必要なのかは、こちらのブルーベリーの肥料についてでご紹介しています。

夏肥のやり方は簡単。
ブルーベリーの夏肥
根もとの周りに肥料をばら撒くだけです。
コガネムシ対策と防除法でご紹介している、ガーデンバークや防虫ネットなどを使っている場合は、一度どかしてから施肥を行った方が良いです。

この夏肥は実の肥大にも大きく影響し、収穫量を増やすうえでも大切な作業であることは上記で説明したとおりですが、さらにブルーベリー栽培には水切れに対しても注意が必要となります。
受粉が終わったこれから時期は、ぐんぐんと気温が上がり、梅雨前の5月下旬は土が乾きやすい時期と言えます。
乾燥に弱いブルーベリーにとって、成長するための生命線である水分がなくなってしまうと、実の肥大どころではなく生命維持を優先しようとしてしまいます。
すると受粉した花もすべて落下、収穫はなし、という最悪な結果を招いてします。
ですから、花が上向きになって受粉が成功したことを確認したら、夏肥、そして毎日の水やり(真夏日のような日であれば1日2回)は、忘れずに行うようにしてください。


次はブルーベリーに実がなるまでの様子を確認してみましょう。