ブルーベリー収穫奮闘記 新築の庭でブルーベリーを栽培。ブルーベリーの育て方と成長を観察記録するブログ。

ブルーベリーを植える方法(ブルーベリーの定植)

ティフブルーの苗

今回はブルーベリーの植え付けについてご説明します。
ブルーベリー栽培の土作り【地植え編】でも紹介してますが、ブルーベリーは酸性の土でないと成長しません
上記の土作りのページをご覧になってから、こちらのブルーベリーの植え方について読み進めていただけばと思います。

ブルーベリーの植え付け時期は?

最初にブルーベリーの苗木の植え付け時期について確認しておきましょう。
植え付けに最適な時期は、ブルーベリーが休眠している11月から2月にかけて、まだ気温が低い時期です。
この頃はネットでもネットやホームセンターでも、多くのブルーベリーの苗が並ぶようになります。
この時期にブルーベリーの植え付けを行うと、上手くいけば次の夏から収穫を楽しめる可能性もあります

ブルーベリーの植え付け自体は暖かくなってからでも可能ですが、成長期の定植は根などを痛めてしまうことがあり、ややリスクがあります。
また暖かくなった後(春以降)に植え付けを行っても、受粉が間に合わないのでその年の収穫はありません
それでも早めに定植をすることで、来年まで樹を大きく育てることができますから、決して無駄と言う事はありません。
すぐに収穫をしたいのなら2月までに、単純にブルーベリーを育てたいということであれば、そこまで時期を気にすることはないかもしれません。

そして大事な点がもう1つ。
ブルーベリーは他家受粉といって、同系統の他の品種の花粉で受粉する植物となります。
簡単に言いますと、同系統のブルーベリーを2本育てないと受粉しないという事です。
ですから、ブルーベリーの植え付けの際は、2本以上の別品種の苗を一緒に植えるようにしましょう。

はじめての方は、こちらの商品がオススメ。

ブルーベリーの植え付け方法

それではブルーベリーの苗の植え付けを行っていきましょう。
今回用意したのは、実が甘くて樹勢が強いといわれるティフブルー。
ティフブルーの苗
初心者向けの品種でもあるので、ぜひ一緒にブルーベリーを育てていきましょう。

購入した苗をよく見てみると、株元の土がカチカチになっていると思います。
これは挿し木の時から土を変えていないのか、出荷からかなり時間が経過しているのか原因を知る術はありませんが、経験上カチカチになった土で植え付けを行っても元気に育たないことがあります。
よって、土をほぐしてあげるところから始めると良いです。

まずは苗をポットから出し、水を張ったバケツに浸けておきます。
ブルーベリーの苗に吸水させる
しばらくすると土が柔らかくなり、土が崩れることによって根がほぐれてきます。
こうなると表面の固くなっている土を取り除くことができるので、水の中で優しく土を落としていきます。
決して無理はせず、根を傷めないようにやさしく取り扱ってください。

苗を水につけている時間を使って、植え付け場所に植え付け用の溝を掘っておきましょう。
(冒頭でも申し上げましたが、土作りは事前に終えておくようにしてください。)
ブルーベリーは浅いところに根を張る性質がありますので、植え付け時に深く掘る必要はありません、
ポットの高さと同じか、少し深めに掘る程度で大丈夫です。


ほぐれた苗を植え付ける

苗から土が取れたら、いよいよブルーベリーの苗を植え付けます。
住宅の庭や植え付け場所があまり広くない場合は、幹の反る方向や太陽の向きを考えながら植え付けを行います。

掘っておいた溝へ優しく苗を入れて、
ブルーベリーの根元に土寄せ
苗が倒れないように、根元から山になるように土を寄せていきます。

植え付けができたらたっぷりと水を与えて、最後にもう一度上から土を押し固めておきましょう。
これでブルーベリーの植え付けは完成です。

しっかりと根が張るまでは、台風などの強風に十分注意するようにしてください。

今回使用したティフブルーはこちら。

ブルーベリーの植え付けはこれで完了しましたが、栽培と言う意味ではこれからが始まりです。
次はブルーベリーに大切な保湿と害虫予防の為にウッドチップでマルチングしてあげましょう。

それでは、ウッドチップを使ったコガネムシ対策と防除法の工程に進みます。