ブルーベリーは同じラビットアイでも品種によって味や特徴に違いがあります。
これからブルーベリーを植えようと考えていて「どの品種を植えたらいいか分からない」という方に向けて、今回は品種別の実や味の違いや、各品種の特徴をご紹介したいと思います。
ブルーベリーの植え付けには2品種必要
ブルーベリーは他家受粉といって、自分自身の花粉ではなく、他の樹がもつ花粉によって受粉しやすくなります。
よってブルーベリーを植える時は、必ず2本セットで植える必要があります。
植え方やブルーベリーの土作りについては、こちらのブルーベリーを植えるための土づくりを参考にして下さい。
苗がまだ小さい場合は、その年に人工授粉は行わず樹を大きくすることに専念しましょう。
実をつけるのは翌年からとした方が、結果として収穫量が多くなります。
品種による違い
さて、ここから本題の品種による違いをご紹介します。
・ノビリスブルー
実は大きめで、甘い品種です。
ただ樹の年齢が浅いと、多少酸味もあります。
数年かけて育てていくことで、甘みが安定してきます。
樹勢は縦にも横にも旺盛で、丈夫であることがノビリスブルーの最大の特徴。
ですから、初心者の方が始めるには最適な品種となります。
・ホームベル
実はやや小さく、種が多い品種。
種の食感が好きな人向け。
また皮の先端が縮まっているので、皮も固めになります。
樹勢が強く、枝が多く発生するので収穫量が多くなります。
甘味自体は強いので、ジャムやブルーベリーソースなど加工に最適な品種。
落葉が少ないのも、ホームベルの特徴。
・ティフブルー
皮の縮みが無く、平らなのが特徴。
皮が軟らかくまた種も少ないので、生食に最適となります。
果肉はしっかりとしていて、他のブルーベリーよりも食感があります。
樹勢は直立性が強く、真っすぐ伸びていきます。
秋には紅葉し、ほとんどの葉が落葉します。
害虫や暑さ・乾燥には強いとは言えず、しっかりとした管理が必要となりますから、他の品種で栽培経験がある方向けとなります。
また収穫おいて、実が熟してから完熟するまでの期間が長いので、雨や風で落下させない工夫が必要となります。