ブルーベリー収穫奮闘記 新築の庭でブルーベリーを栽培。ブルーベリーの育て方と成長を観察記録するブログ。

ブルーベリーの種の取り方

乾燥したブルーベリーの種

ブルーベリーの種の取り出し方は意外と簡単で、その種を使って次世代のブルーベリーを育てることも可能です。
今回はブルーベリーの種を採取する方法をご紹介しますが、料理として種を取り除きたい場合は、この記事の最後で種の取り方をご紹介しています。

種採取の実の選び方

ブルーベリーは熟れた実が土に落下し、実の中にある種が発芽して子孫を増やしていきます。
トマトなどと同じですね。
つまり種の採取をするには、完全に熟した実、もしくは落下した実を使うのがベストとなり、未熟な実だと種もまた未熟である可能性があるので注意してください。

実の数としては3~5粒ほどあれば十分な量の種を取ることができます。
ただ種が少ないタイプの品種であれば、多くの熟した実が必要となります。

ブルーベリーの種の取り方

用意したブルーベリーの実を手で潰します。
ブルーベリーの実を潰す
すると実の真ん中に茶色いツブツブが見えるかと思います。
これがブルーベリーの種となります。

この種のある部分を果肉ごとざっくりと取り出し、水を入れたコップの中に沈めます。
果肉のついた種を水の中に入れる

水の中でスプーンを使ってかき混ぜると、果肉と種が分離します。
種と果肉が分離
乾燥工程で自然とほとんどの果肉も無くなりますので、多少果肉が付いていても大丈夫です。

余計な水を捨てて(多少水が残っててもOK)、種を乾燥させるためキッチンペーパーの上に出します。
分離した種を乾燥させる
このままキッチンペーパーの上で乾燥させると、この様な状態になります。
乾燥したブルーベリーの種
これでブルーベリーの実から種を取り出すことができました。

白っぽい種は発芽しない未熟な種なので、この時点で取り除いてしまいましょう。

最後にビニール袋や密閉袋などに入れて冷蔵庫の野菜室へ。
ブルーベリーの種の保管
ブルーベリーの種まき時期となる3月までこのまま保存します。


ブルーベリーを食べるために種を取り除く場合

ブルーベリーをそのまま食べる場合、キウイフルーツのような種の食感があります。
大人であれば気になりませんが、小さい子供の場合は「種が気になると」言うこともあるかもしれません。

そういった場合の種の取り方をご紹介します。
まずはブルーベリーを半分にします。
ブルーベリーの種の取り方
真ん中に種が入っているのが分かると思います。

そして、その切ったナイフの先端で種をかき出しましょう。
ペティナイフで種をかき出す
綺麗に取り除かなくても、見えている部分の種を取るだけで種の食感はほとんど無くなります。

種を取ったブルーベリーの実はそのまま食べても良いですが、食感を損ねないのでヨーグルトに混ぜても美味しく食べられます。


いかがでしたでしょうか?種の採取と種の取り方、参考になりましたでしょうか。
どちらの場合も種は1粒1粒取る必要はなく、意外と大雑把に作業しても綺麗に種が取れてしまうんです。
この種を使った発芽の様子は、また来年の3月にご紹介したいと思います。