8月は前半にブルーベリー最後の収穫となるか、実つきによっては収穫が終わっていることも。
樹自体の成長も緩やかになり、来年へ向け栄養を貯め込む時期となります。
その為、収穫後に与える施肥(礼肥とも呼ばれる)が来年の春に伸びる茎や葉、また花を咲かせる為の栄養源となるので、忘れずに行う必要があります。
ブルーベリー8月の手入れ
気温がとても高くなり、土が乾燥しやすくなる時期でもあるので、収穫が終わっていれば小まめに水やりを行いましょう。
ただし昼間に水やりをしてしまうと、根が吸収する前に蒸発してしまう可能性があるので、朝方と夕方に行うようにするのがポイント。
まだブルーベリーの実を収穫している場合は、軽く表面を濡らす程度乾かない程度に水やりを行い、実の味への影響を最小限に抑えましょう。
冒頭でも触れましたが、収穫が終わったブルーベリーには礼肥と言って、8月後半に施肥を行う必要があります。
地植えのブルーベリーは、2年~3年するとピートモスの量が減ってくるので、この礼肥のタイミングでピートモスを定期的に補充すると良いと思います。
見た目に鹿沼土の量が目減りしていたり粒が小さくなってきていたら、鹿沼土も補充のタイミングです。
礼肥とピートモスの追加を同時に行う場合
今回ピートモスを追加するのは、こちらのブルーベリーの樹。
ウッドチップをどかしてみたところ根が表面に出てきてしまっていることが確認できました。
おそらく、ウッドチップの下は日が当たらないので、上部にも根が伸びてしまうんですね。
このままでは良い状態とは言えないので、この根が隠れる程度に土の補充、そして8月の礼肥も同時に行ってしまいたいと思います。
まずはピートモスをバケツに入れて、十分水を吸わせておきます。
今回は植え付けではなく追加するだけなので、必要な土の分だけで問題ありません。
ピートモスは前日に用意しておき水を吸わせておくと、作業するときスムーズになります。
もし時間が無い場合は、水を入れたバケツの中でピートモスを良く揉んで、強制的に水を吸わせます。
それでも30分くらいは置いておくようにしましょう。
十分水を吸ったピートモスに、ブルーベリー専用肥料を混ぜます。
量としては1株なら片手に軽く、2株なら片手いっぱいです。
ざっと土と肥料を混ぜたら、そのままブルーベリーの樹の根元へ。
根を傷めない様に気をつけながら、既存の土となじませます。
こうすることで、土を補充するだけでなく肥料が土に溶けだしやすくなるメリットがあります。
一石二鳥、ピートモスの追加と礼肥が同時に完了しました。
あとは秋に向けて紅葉を楽しみましょう。